原料費調整制度について

原料費は為替レートや原料価格の動きによって変動します。
原料費調整制度は、ガス事業者の経営効率化の成果を明確にするものとして、こうした他律的要因による原料費の変動を毎月ごとにガス料金に反映させる制度です。

原料価格変動額の算定

基準となる原料価格(基準平均原料価格)と貿易統計にもとづく3ヶ月の平均原料価格との差額から、次の算式によって調整単位料金を算出いたします。

  • 基準平均原料価格 66,310円/トン
  • 平均原料価格(毎月見直します。)
    平均原料価格[円/トン] = トン当たりLNG平均価格 × 0.9446 + トン当たりプロパン平均価格 × 0.0605
  • 原料価格変動額[円/トン] = 平均原料価格[円/トン]- 基準平均原料価格[円/トン]
    (注)算定結果の100円未満の端数を切り捨てた100円単位の金額
原料費調整制度による調整額の算定

調整額(税込)[円/m3] =
原料価格変動額[円/トン] ÷ 100円/トン × 0.085円/m3 × (1 + 消費税率)

・平均原料価格が基準平均原料価格以上の場合:計算結果の小数点第3位以下の端数を切り捨てた金額
・平均原料価格が基準平均原料価格未満の場合:計算結果の小数点第3位以下の端数を切り上げた金額

月々のガス料金への反映

原料費調整制度を反映した月々の早収料金(税込)は、次の算式となります。

ガス料金(税込) = 基本料金(税込)+{基準単位料金(税込) ± 調整額(税込)} × ご使用量

原料費調整制度表

原料価格の3ヶ月平均値を、中2ヶ月の間隔をおいて、次の1ヶ月分のガス料金に反映します。

原料費調整制度表

各月に適用する調整単位料金については、ご利用料金のページ検針票にてあらかじめお知らせいたします。

ガス小売供給約款の場合

毎月の調整単位料金は、あらかじめ定めた基準単位料金に、原料費調整による調整額を加算または減算し算定します。

ガス料金への反映